否定出来ないが素直に受け入れられない「読書について」

はい、ショウペンハウエル先生のターンです。


これで何度目の挫折 & 放棄だろうか。
特に「著作と文体」がツラい。
この章の中盤辺りから、ドイツ語の――ドイツ語への興味も無ければ知識も無い僕にはさっぱり解らない――話題が長く続く。
そうすると飽きて違う本を読んで、そのまま放棄、ってことになりがちなんだよね。
今回もそうでした。
薄い本なんだけどねー。


「思索」で言われている「読書は他人の思考をなぞってるだけで自分では考えてない」という話を否定出来ないが、素直に受け入れることの出来ない自分にイライラする。
自分で何かと格闘出来ているかと問われれば、確実にそうだと言えない。
しかし、今まで多少なりとも読んできたという事実と知識を否定したくもない。


という風に、この本と戦い続けるのは正直疲れる。
次は短期決戦を目指す。
当面の僕の課題はこの本に負けないようになることだろう。
恐らく一生勝てはしないだろうが。

読書について 他二篇 (岩波文庫)
ショウペンハウエル
岩波書店
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この本買ったのっていつだったかな、と思って考えてみたんだけど、近所で唯一岩波文庫を扱ってた店が開店した頃だから 3 年くらい前だな。
あの店はもう潰れてしまったんだよなぁ。
チェーン店の、しかも、小規模店舗にしては古典が充実した良い店だったんだけど、田舎じゃ儲からないだろうな。


追記。
一番苦手なのはこの人 ( っていうか邦訳の人 ) の文体かも。
あと、アマゾンで「 読書や執筆について大家に叱られてみる」という見出しを付けている方がいるけど、これを見てこのイライラの正体が少し分かった。
怒られてイチイチ怒ってるガキだってことですね。